Hello TalkとTandemで言語交換

私は高校三年生である。進学校で落ちこぼれをやっている。英語の長文なんて吐き気がするから涙目で解いている。
けれど落ちこぼれも受験勉強はしなければならない。私には一応将来の目標もあるから、それに向けて不恰好な積み木をつみあげているところだ。

ふと考えた。

英語が嫌いな理由は、なにより、不安だからである。ネイティブに果たして通じるのか、笑われはしないか、今までやってきたことは本当に身についているのか。不安で不安で仕方がない。どのくらい出来てればいいの?って誰かに縋り付いて尋ねたくなる。


じゃあ、ネイティブに通じたならば少しは楽しんで勉強出来るんじゃあないか。


ネイティブと話してみたい。言語交換をしよう、と思った。

登録したのはタイトルにもあるとおりハロートークとタンデムである。



1 ハロートーク

カップラーメンを作るより早く登録は終わる。Twitterのようなタイムライン機能があり、日本語話者で英語学習者のわたしからは、英語話者で日本語学習者の人たちのポストが見えるようになっている。そこで日本語を訂正してあげたり、コメントをしたり、いいねを押したりする。

こちらから熱心なアクションを起こさずともかなりメッセージは来るが、だいたい在住が英語圏ではない。習得済み言語として英語を設定しているらしい。

とりあえずいくつかに返信したが、ふわっとした世間話が始まるだけなのでたいして英語力は身につかなさそうだった。

しまいには日本人からも来た。

2 タンデム

こっちは登録に少し時間がかかった。各々顔写真をアイコンにすることが求められる上、最初に4つほど質問に答えさせられる。

とりあえず登録して、いまいち機能がわからないままに、拙い英語で、日本人の女であること、大学入学試験に向けて勉強中であること、あなたの日本語の上達を手伝わせてほしいというようなことをなんとなく送った。

ハロートークと同時並行で使っていたのだけれど、いかんせんハロートークのほうがレスポンスが早いものだから半分放ったらかしにしていた。

しかし、結果的にタンデムの方が優秀だった。

たまたま良い人と出会えたこともある。学習者の私に気を遣ってかきちんとした英語を使い、好きな音楽を尋ねれば熱心に薦め、手加減なしにヘビーな長文を送ってくる。やりとりは辞書片手だった。





結局9月にはやめてしまったので1ヶ月ほどの短い間だったが、拙い英語でもコミュニケーションは出来るとわかって楽しかった。英語って楽しい。そう思ってたらセンターの過去問の点数も上がって8割を越えた。

センター本番では9.2割取れた。ありがとうタンデム。

some life の2nd albumが最高だったから全人類聞いてほしい

tower.jp

 

some lifeというバンドを知っているだろうか。

 

忘れもしない'17未確認フェスティバル。あのステージを見て以来彼らの虜である。

 

なにせエモい。エモい。あまりにもエモい。

 

見た目に反してボーカルの声は優しい。歌詞もなんとはなしに優しい。大きなことを語るわけじゃないけれど、等身大で、優しい。

 

アルバムの六曲目「stand by me」の歌詞が好きだった。

どんなに悲しくても僕達は腹が減るし どんなに楽しくても僕達は眠らないとな

 

愛おしいと思った。他の曲も心底良かった。google playのストリーミング契約はしてるけれどもタワレコまで買いに行った。満足だ。大満足。

 

18歳、私の青春はsome lifeとELLEGARDENの音で彩られている。

 

アルバムの7曲目、笑ってしまった。そういうところも好き。 

twitter.com