鬱々としていた日も多くあまり読めなかった。本が読めないとき、嗚呼メンタルが疲れているな、と思う。アニメPSYCHO-PASSの槙島も言う通り、本を捲ることは「精神的な調律」なので、紙の本への接し方で自分の調子は分かる気がする。
- 1.芥川龍之介/煙草と悪魔
- 2.稲盛和夫/君の思いは必ず実現する
- 3.大平健/診療室に来た赤ずきん
- 4. 木下龍也/つむじ風、ここにあります
- 5. 今野敏/エチュード
- 6.今野敏/清明 隠蔽捜査8
- 7.今野敏/蓬莱
- 8.矢作直樹/自分を休ませる練習
- 9.吉上亮/PSYCHO-PASS ASYLUM1
- 10.吉上亮/PSYCHO-PASS ASYLUM2
- 11.アガサ・クリスティー/火曜クラブ
- 12.R=P=ファインマン/困ります、ファインマンさん
- 13.吉本ばなな/キッチン
- 14.金原ひとみ/蛇にピアス
2.稲盛和夫/君の思いは必ず実現する
記事にした。京セラ社長の語る人生論。
「君の思いは必ず実現する」、転がる石の話 - はみだし者の国

- 作者:稲盛 和夫
- 発売日: 2004/04/01
- メディア: 単行本
3.大平健/診療室に来た赤ずきん
患者の物語を御伽噺になぞらえて紐解く精神科医のケース紹介。御伽噺に共通する要素の考察も興味深い。
愛の原義は「饋」すなわち食物の贈り物です。

- 作者:大平 健
- 発売日: 2004/08/01
- メディア: 文庫
4. 木下龍也/つむじ風、ここにあります
再読。記事にした。現代短歌の新進気鋭、木下龍也さんの歌集。
「つむじ風、ここにあります」、悼む権利の話 - はみだし者の国

- 作者:木下龍也
- 発売日: 2013/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
7.今野敏/蓬莱
今野敏にハマるきっかけになった三冊。とにかく面白くぐんぐん読める。武道にも通じた筆者なので暴力シーンの描写の細やかさも見所。

- 作者:今野 敏
- 発売日: 2013/12/20
- メディア: 文庫

- 作者:今野 敏
- 発売日: 2016/08/11
- メディア: 文庫
9.吉上亮/PSYCHO-PASS ASYLUM1
10.吉上亮/PSYCHO-PASS ASYLUM2
アニメPSYCHO-PASSの世界線の話。他作品のノベライズとは一線を画す濃密さ。筆者の筆力と、PSYCHO-PASSの世界観の精密さに唸らせられる。
記事にした。
善悪の再評価の話、「PSYCHO-PASS ASYLUM1」 - はみだし者の国

PSYCHO-PASS ASYLUM 1 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者:吉上亮,サイコパス製作委員会
- 発売日: 2014/09/10
- メディア: 文庫

PSYCHO-PASS ASYLUM 2 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者:吉上 亮
- 発売日: 2014/11/21
- メディア: 文庫
12.R=P=ファインマン/困ります、ファインマンさん
ノーベル賞受賞者である物理学者のファインマンさんの話の聞き書き。下記のブログで紹介されていたので読んだ。ブログは高校生の時からなんども読み返しているもの。
b.log456.com
原爆の製作にも関わった一人である彼の「科学の価値とはなにか」という講演も収録されており胸を打つ。英語版でもぜひ読みたいところ。
人はみな極楽の門を開く鍵を与えられているが、その同じ鍵は地獄の門をも開く。

- 作者:R.P. ファインマン
- 発売日: 2001/01/16
- メディア: 文庫