No title

今日こそは部屋を片付けなければ。狭い自室はすぐに散らかる。開いたままうつ伏せに置かれている本やら、ハンガーから落ちたコートやら、ひどい有様である。たぶん強盗が入っても気づかないだろう。
そして今日こそは捨てる本と残す本との腑分けをしなければいけない。すべて失くさずにいることはできないから。部屋も本棚も自分自身も、上限と容量がある。無理はさせてはいけない。