宇佐美りん『推し、燃ゆ』を読んだ。

久しぶりにこのブログを開いた。誰かが見てくれているのかも、見てる人なんてひとりもいないのかもわからないブログだけれども、どうしてもこの本のことを誰かに話したかった。ある日、推しがファンを殴ったというニュースからこの本は始まる。ネタバレを避…

今ならまだやり直せるよ

桜散る 桜散る ひらひら舞う文字が綺麗 「今ならまだやり直せるよ」が風に舞うクリープハイプ『栞』 大学に入ってからもう何度目の桜か。2019年入学、2020年にも入学。私はまだまだ大学を卒業していない。 母も恋人も、私の学年を人に説明するのが難しく適当…

幕引き

帰れない道をずっと歩いて 誰かの腕に優しく抱かれた 平穏な日々が過ぎてゆくなかで 誰かの声がかすかに聞こえた 恋人ができた。出会って2日で付き合った。 遊ばれているのかもしれない、という不安は、時間経過で和らいでいる。でも少しだけ残っている。 も…

怪獣

さあさあ 怪獣にならなくちゃ 等身大じゃ 殺されちゃう 3年前の私は、垢抜けず真面目で、けれど明るかった。子犬のように歳上に懐いた。可愛い後輩だったと思う。不器用な恋愛もしていた。自分を特別だと思っている、弱い男の子だった。彼も私も、わたしの…

年下の男の子

年下の男の子と寝た。多分私に好意を寄せていて、でもひねくれ者の私は、その好意の底にある「年上の女への性欲/年上に好かれる自分への自信」みたいなものをひっそり嗅ぎつけてふぅん、と思っていた。安くて別に旨くはないチェーンの居酒屋を出て、明日の予…

誰かに繋がりたくて誰にも繋がりたくない

みたいなアンビバレンスをずっと抱えている。 誰かを求めることは 即ち傷つくことだった宇多田ヒカル『one last kiss』 2ヶ月前、すごく好きな人ができて、お酒の流れでキスして、曖昧に付き合って、多分飽きられた。体温が高くて、声が優しくて、癖っ毛が可…

バセドウ病にかかった

タイトルの通り。偏頭痛で通っている病院で、ここのところ偏頭痛もひどくなってきている上に生理も不順だ、という話をした。病院に忌避感を抱く私が安心して通えるほどに物腰の柔らかな先生は、ふと私の喉の様子を診ると、血液検査をしませんか、と切り出し…

難波江の芦のかりねのひとよゆゑさらばすべてのエヴァンゲリオン

さらばすべてのエヴァンゲリオン、という下の句が優秀だと聞いたので使ってみた。 難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき ワンナイトがうまくできない。人を知ると、好きになる。もっと知ると嫌いになる。私は誰でも好きで、誰で…

はみだしもの

1年遅れの入学式へ行った。みんな、たくさんの集団に分かれて大きな声で喋っていた。わたしはそっと人混みをすり抜けて、1人できていた女の子をナンパし連れ立って会場に入った。彼女はサークルに所属しているらしかった。わたしは所属する場所をひとつも持…

astroハイタッチ会:4年前の話

astroはきらきらしてた。

言語の壁 国の壁 韓国人と日本人:4年前の話

ちなみに韓国語はまだ話せるようにも書けるようにも読めるようにもなっていない。鋭意勉強しようと努力中。英語は幾分上達した。

Monstaxハイタッチ会:4年前の話

昔に書いたもので、テンションが高すぎて恥ずかしかったので手直しをした。愛すべき......

コンプレックス

友人数人とzoom飲みをした。深夜まで盛り上がって、それから、ふと私がコンプレックスの話題をだした。精神科で、ADHDの検査を受ける前の診察、医者に「得意だった科目は?」とたずねられて、「みんなはなんでもできていて、わたしひとり何もできなかった、…

ファーストタトゥー

いまだらっとクッションにもたれかかってこれを書いている。今朝、ファーストタトゥーを入れた。生理痛や偏頭痛よりマシな痛みだったので、案外余裕だなと思ったのだけれど体は疲れたようでさっきからかなり眠い。蛇のタトゥーを入れた。蛇には再生、復活の…

僕の悲しみ方、あの子の悲しみ方

幼い頃、たびたび些細な悪いことをした。そんなとき、母は決まって押し入れを指差して言った。「鬼が出るよ」 和室もあった幼い頃の家は、押し入れもクローゼットではない昔ながらの引き戸で、怒り心頭の母に入れられたこともあった。閉じ込められたわけでは…

アイドル、偶像

ここ最近、自分の中で、アイドルを整理し再定義する作業をしていた。思春期からこちらKPOPを追っている。アイドルはしばしばSNSで非難の的となる。私の覚えているところの最近では、コロナ禍でクラブに行っただとか、友人とのLINEが流出しただとか。恋人が匂…

SHINee、そして花の根を抜いた人

昔からのファンの人には、きっとこの話は快くないものであり、辛い話を含むことを、まず記しておく。 最近、本当につい最近、SHINeeというアイドルを好きになった。わたしはもう5年ほど K-POPが好きで、そのうち4年間はseventeenをはじめとする若手のアイド…

もう十分

頑張ったじゃん。

ビアンよりのバイ?

恋愛をテーマに雑談をしていて、ふと友人に言われたのがタイトルの言葉だった。「あ〜じゃあ、牧野はビアンよりのバイなんだ?」そのときは「どうだろうね〜」とクラフトビールを煽って流したけれど、今考えてみると、「ビアンよりのバイ」ってなんなんだろ…

最近

最近は、なんだか色々と大変だった。雛市女王蜂ロック¥255provided courtesy of iTunes 凝り固まった価値観が毎日に弊害をもたらすのはいつものことで、中高で叩き込まれた「賢くあらねば」「強くあらねば」みたいなプライドと、ほんものの疲れ切った私との…

ホヤと日本酒に合う音楽5選

兄が、お世話になっている人にいただいたので、今日は初めてホヤをつまみに食べた。これもお世話になっている人からいただいた辛口の日本酒を紙コップに、指先でつまむホヤは美味しかった。味は牡蠣に似ているし、食感はホタテに似ている。幸い、実物を知っ…

いつだって聴ける音楽

2ヶ月くらい前、CDを買った。業者を通して買ったので、リリースから手元に届くまでかなり時間がかかった。『in a dream』。バイ、トロイ・シヴァン。恋の幸福はどこへやら、なんとなく寂しさや孤独を感じるアルバムだった。なんとか走ってきた人が、ふと足…

緊急避妊薬、身を守ること

性暴力サバイバーの方に、このページはあまりおすすめできない。 緊急避妊薬が薬局に置かれることになる、と聞いて、まず最初に浮かんだのは安堵だった。わたしはPMS、PMDD、生理痛、どれも酷いので低容量ピルを常に内服している。地元にある産婦人科を使っ…

子どもの憧憬

というタイトルで、昔、短いエッセイを書いた。もう5年も前の話だ。その時は子供と書いたが、今は意志を持つ年の幼い人々に敬意を表して、子どもと書く。それは13歳のわたしの恋心についてだった。当時、私は運動部に所属していて、練習漬けの毎日だった。 …

大森靖子は神様だった

大森靖子は神様だった。息をするのも苦しかった高校時代、いつも大森靖子を聴きながら坂を登っていた。「死神」「VOID」「きもいかわ」「流星ヘブン」「マジックミラー」「君に届くな」...「新作とかもうでなきゃいいのに 変わらない私が 古くなっていくみた…

MacのプレビューでPDFへの書き込みが保存できない場合

基本資料はプレビューでハイライトを引きながら読んで、それをもとにまとめたいのに、「保存できないから複製を作成した」「複製が保存できません」とかいうなにがなんでも私にPDFに書き込ませたくないのかというトラブルが発生した。macbook air OSはcatali…

根にもつひと

つまりはわたしのことだ。コロナ禍の現在友人とのやりとりは電話やZoomが多い。Zoomとなるとかなり時間を食うので、午前なら午前、昼過ぎなら昼過ぎ、夜なら夜でまとめて時間をあけることにしている。しかし気軽な分、ちょっとした事故も起こりやすい。最近…

「第一志望じゃなかった」マウント

正直に申告する、わたしも去年はやったことがある。「ここ、第一志望じゃなかったんだよね〜」高校よりずっと人の増えた社会で、なんとか自分の価値を確立したかったのかもしれない。結局今いる環境は同じなのに、一歩上に立ちたかったのかもしれない。わた…

あとは夢を見るだけ

今日は1日うつらうつらしていた。どうも腹と胃の調子が悪く、自分を労ることにだけは長けているわたしなので。 今日は疲れたし、チョイと早目に 電気を消してほら今フェードアウト 目をつぶってwas good dayならあとは見るだけええ夢 罰当の『was good day』…

赤飯、百五円のナプキン

初経を迎えると赤飯を炊く慣習があった、らしい。経験したことない理由は二つ、母が昔祖母に赤飯を炊かれ酷く惨めだったらしいことと、私が初経を母に伝えることなく済ませたからだった。この二つには根底に共通点がある。母の性に対する忌避である。 二人も…