2020-01-01から1年間の記事一覧

もう十分

頑張ったじゃん。

ビアンよりのバイ?

恋愛をテーマに雑談をしていて、ふと友人に言われたのがタイトルの言葉だった。「あ〜じゃあ、牧野はビアンよりのバイなんだ?」そのときは「どうだろうね〜」とクラフトビールを煽って流したけれど、今考えてみると、「ビアンよりのバイ」ってなんなんだろ…

最近

最近は、なんだか色々と大変だった。雛市女王蜂ロック¥255provided courtesy of iTunes 凝り固まった価値観が毎日に弊害をもたらすのはいつものことで、中高で叩き込まれた「賢くあらねば」「強くあらねば」みたいなプライドと、ほんものの疲れ切った私との…

ホヤと日本酒に合う音楽5選

兄が、お世話になっている人にいただいたので、今日は初めてホヤをつまみに食べた。これもお世話になっている人からいただいた辛口の日本酒を紙コップに、指先でつまむホヤは美味しかった。味は牡蠣に似ているし、食感はホタテに似ている。幸い、実物を知っ…

いつだって聴ける音楽

2ヶ月くらい前、CDを買った。業者を通して買ったので、リリースから手元に届くまでかなり時間がかかった。『in a dream』。バイ、トロイ・シヴァン。恋の幸福はどこへやら、なんとなく寂しさや孤独を感じるアルバムだった。なんとか走ってきた人が、ふと足…

緊急避妊薬、身を守ること

性暴力サバイバーの方に、このページはあまりおすすめできない。 緊急避妊薬が薬局に置かれることになる、と聞いて、まず最初に浮かんだのは安堵だった。わたしはPMS、PMDD、生理痛、どれも酷いので低容量ピルを常に内服している。地元にある産婦人科を使っ…

子どもの憧憬

というタイトルで、昔、短いエッセイを書いた。もう5年も前の話だ。その時は子供と書いたが、今は意志を持つ年の幼い人々に敬意を表して、子どもと書く。それは13歳のわたしの恋心についてだった。当時、私は運動部に所属していて、練習漬けの毎日だった。 …

大森靖子は神様だった

大森靖子は神様だった。息をするのも苦しかった高校時代、いつも大森靖子を聴きながら坂を登っていた。「死神」「VOID」「きもいかわ」「流星ヘブン」「マジックミラー」「君に届くな」...「新作とかもうでなきゃいいのに 変わらない私が 古くなっていくみた…

MacのプレビューでPDFへの書き込みが保存できない場合

基本資料はプレビューでハイライトを引きながら読んで、それをもとにまとめたいのに、「保存できないから複製を作成した」「複製が保存できません」とかいうなにがなんでも私にPDFに書き込ませたくないのかというトラブルが発生した。macbook air OSはcatali…

根にもつひと

つまりはわたしのことだ。コロナ禍の現在友人とのやりとりは電話やZoomが多い。Zoomとなるとかなり時間を食うので、午前なら午前、昼過ぎなら昼過ぎ、夜なら夜でまとめて時間をあけることにしている。しかし気軽な分、ちょっとした事故も起こりやすい。最近…

「第一志望じゃなかった」マウント

正直に申告する、わたしも去年はやったことがある。「ここ、第一志望じゃなかったんだよね〜」高校よりずっと人の増えた社会で、なんとか自分の価値を確立したかったのかもしれない。結局今いる環境は同じなのに、一歩上に立ちたかったのかもしれない。わた…

あとは夢を見るだけ

今日は1日うつらうつらしていた。どうも腹と胃の調子が悪く、自分を労ることにだけは長けているわたしなので。 今日は疲れたし、チョイと早目に 電気を消してほら今フェードアウト 目をつぶってwas good dayならあとは見るだけええ夢 罰当の『was good day』…

赤飯、百五円のナプキン

初経を迎えると赤飯を炊く慣習があった、らしい。経験したことない理由は二つ、母が昔祖母に赤飯を炊かれ酷く惨めだったらしいことと、私が初経を母に伝えることなく済ませたからだった。この二つには根底に共通点がある。母の性に対する忌避である。 二人も…

女子校は良かったと言う話

「もしかして女子校出身?やっぱり!だと思った!」この台詞にはいつもひっかかってしまう。女子校っぽさとは、なんだろう。わたしは中高一貫の女子校に通っていた。恋やら愛やらを巡っておこるいざこざもスクールカーストも嫌いで、選んで女子校に行った。…

邂逅の階段

兄が階段の天辺に座り込んでいた。どうやら疲れ切ってしまったらしかった。なにがそんなに疲れさせたの、ときくと、わからないという。お前の存在、なんて軽口を叩いてきたので、突き落とすよと脅した。とりあえず肩を揉んだ。肩甲骨と肩甲骨の間が張り詰め…

5月に読んだ本のまとめ

1. 時計じかけのオレンジ 新装版 2.チーズと塩と豆と 3.かもめのジョナサン 1. 時計じかけのオレンジ 新装版 映画は未鑑賞。ディストピア的な世界観と音楽によって厚みを増す主人公の悪行がまるで歌劇のようだった。 "善良"の原因さえよくわかっていないくせ…

いつかは今のさきにしかないというのに

九龍ジェネリックロマンスに出会ってしまった。とんでもなく良い。九龍ジェネリックロマンス 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)作者:眉月じゅん発売日: 2020/02/19メディア: Kindle版絵のセンス、街並み、表情、リアクション、小物、なにより繊細に伏線の…

ご休憩、おひとりさま、9時間

朝9時に起きてから9時間と少し、今日はなんにもできていない。よくこんな日がある。何をしようにもどうにも体が重くて、スマホを片手にごろりと寝転がってたまに自慰をする。そういう日に限って時間の進みはとても早くて、いつのまにか日は真上をすぎて、小…

はたち、煙草を吸う男

煙草を買った。アメリカン・スピリットのターコイズ。これまで、分煙、禁煙、副流煙について散々学校で学んできて、それでもなぜ手を出したのかはよくわからない。他人に害を与えたくはないので、人通りの少ない時間に庭で吸っている。 肺に煙を落とすのは苦…

オンライン授業についての書簡

桜が散り新緑の季節かと思えば、ここ数日は急に冷え込んでいるので、あなたの体調を心配しています。花冷えとでもいいますか、新たな生活を待ちつつ分厚いセーターを仕舞った数ヶ月前に戻ったかのような心地です。お元気でいらっしゃいますか。あなたは5月…

荻原規子さんの描く恋の話

昨日からオンラインで授業が始まった。何かが始まる時の、なんとも言えぬ高揚と緊張はいつまでたっても苦手だし慣れない。隣の部屋からボサノヴァと「こころ」の音読が聞こえてくるのどかな日曜日は腹痛と共に幕を下ろして、ここ2日ははあんまり寝られなか…

月と地球の金太郎飴/「時計じかけのオレンジ」

ところで、右耳に3個目、両耳で4個目のピアスをあけた。ピアスをあける、の、あ、が開なのか空なのかいつも迷ってしまう。穴を開ける、なので開なのだろうけど、イメージとしては空がむいている気もする。 ディムのやつだけは恒星や惑星やお月さんを、ぽかん…

日記

目の痛みと頭痛、吐き気という3点セットの体調不良に襲われることがある。1月に1回、3月に1回、今日で3度目だった。3度目ともなるとそれなりに慣れてくるのですぐさま頭痛薬を飲み、カイロを抱えて寝た。吐かなくて良かったことが今回ありがたかったところ…

モラトリアムが終わる

来週の月曜日にはオンラインで授業が始まってしまう。待ちわびた大学開始ではあるのだけれど、あまりにも長かった春休みの終わりを惜しむ気持ちもある。家から出ずに自室に篭り、なんとなく自分のことを考えて過ごしていた。かつて書いた文章を整理してデー…

生理痛が酷くなっている気がする話

もともと生理のたびに腹を壊すわ腰が痛いわ腹も痛いわと難儀な体質ではあったのだけれど、にしてもどうもこの数ヶ月生理が重くなっている気がする。 最初に気づいたのが仮面浪人中だったのでストレスかなと適当に理由付をしたのだけれどどうもそうではないら…

「PSYCHO-PASS GENESIS1」という衝撃の話

まだ1巻しか読めていないところで感想を書くのもいかがなものかとは思ったが、どうせこのブログは備忘録のようなものであるので気軽に綴ってみることにした。人の心理状態や性格的傾向を計測し数値化した「PSYCHO-PASS(サイコパス)」によって記録・管理さ…

愛することの話、「ナラタージュ」

話を聞き終えた彼は、そうかあ、となんだか一仕事終えた後のような表情を浮かべた。 「そんなふうに誰かを深く愛したことがあるなんて、俺には経験がないからうらやましいよ」 「愛していたとか、そんな大袈裟なものじゃないです。最初に会ったときなんか高…

4月に読んだ本のまとめ

鬱々としていた日も多くあまり読めなかった。本が読めないとき、嗚呼メンタルが疲れているな、と思う。アニメPSYCHO-PASSの槙島も言う通り、本を捲ることは「精神的な調律」なので、紙の本への接し方で自分の調子は分かる気がする。 1.芥川龍之介/煙草と悪魔…

善悪の再評価の話、「PSYCHO-PASS ASYLUM1」

「僕は思うんだ。悪を選んだ人間は押しつけられた善を持っている人間よりずっと人間だろう、と」 「何に価値があり、何が幸福であるか。それを決めるのは社会でも、他者でもなくーー自分自身の意志だけだ。だから、そうして選び取られたものは、どのようなも…

悠々自適な生活と隠れたストレスの話

読書、読書、昼寝、読書。たまに友人と電話をして、外で縄跳びをしてみたりして、また自室に引きこもり。 外出自粛を余儀なくされ、授業開始日を待つ大学生の1日なんてこんなものだ。徐に部屋の模様替えをしてみたりして、なかなか快適な生活だと思っていた…