おかげさまでもうすぐ高校生が終わる。最後まで遅刻欠席常習犯のままになりそうだ。
学校から逃げたいけど保護者に理解してもらえないとき、学生の居場所はほんとうに、ない。
以下がわたしの逃げ場ラインナップである
1.電車
これはよくやった。というより、電車から降りれなくて。学校の最寄りを通り過ぎながらうとうとしたり泣いたりしていた。何度も往復して、たまに見える青空がやけに眩しくてまた泣いて寝た。
⚠ただ長時間乗った後に乗車したのと同じ駅の改札からでるとひっかかる
2.駅のトイレ
長時間は居座れない。けれどトイレで寝ると少し、ほんの少し楽になる。いつもの通学するルートから離れるという事実が多分大事。
過敏性胃腸炎なのでよく行く場所のきれいなトイレの場所は基本把握しておくことにしている。
3.図書館
開館時間が遅い。午前中に行くと「今日学校はないの?」と見知らぬ老婦人に尋ねられるので13時以降が良い。
4.カフェ・ファストフード
ターミナル駅周辺だと補導されがち。
高3になると選択で1・2時間目がないのはよくあることなので〜みたいな顔で珈琲を飲んでいるとそこまで周囲の人に怪訝な顔はされないけれど、長時間の滞在は怪しい。
5. 公園
特に新宿御苑はよく行った。入園料も安いし、広いので人ともそこまで会わずに済む。入園料はたしか300円ぐらい。
6.カラオケ
店舗によっては朝早くから空いている。ただ未成年の飲酒喫煙の取締で警官が訪ねてくることがある。コインロッカーに制服や荷物を預けて行った。図書館までの繋ぎとして使うことが多かった。
7.ネカフェ
ちょっと高い。けれど個室で寝ることができる。私服に着替えて行った。場所によっては治安が良くないので、女性専用フロアなどがあるところだと安心。
8.人の家
他校のサボり仲間の家でだらだらしていた。
とにかく大事なのは、
補導歴をつけないこと
逃げることをためらわないこと
親とか先生とか友だちとかになんやかんや言われると思うけれど全部嘘だ。「逃げ癖のある人間になる」なんて嘘。むしろ逃げ方を知っておいたほうがいい。「高校もまともに行けない」人間が社会に出てまともに働けないというのも嘘だ。マリオカートができない人間が全員スーパーマリオブラザーズが苦手なわけじゃない。マリカーができなくたってスーマリはびっくりするほどうまいかもしれない。学校は社会の予行演習ではない。
ほんとうなら、家が逃げ場になるのが一番いいのだけれど、親なんて世界で一番わかりあえない人種だし、しんどいときに人に噛み砕いて自分の気持ちを伝えるなんて無理だろう。
サボりが良くないと叫ぶ人が自分を守ってくれるわけじゃない。結局自分の一番柔らかい部分を守れるのは自分だけだ。
電車が走り込もうとする線路を見つめて足元をぐらつかせるぐらいなら、さっさと逃げてくれ。
わたしがそこそこ回復したあとに見つけたサイトたち。
女子高生サポートセンターColabo
チャイルドライン(18歳まで)
日本駆け込み寺